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2019年 UFO基地?神子畑選鉱場跡・日本遺産ツーリング [バイク]

9月16日 3連休最終日 たいがいは高速道路は空くので本日は兵庫県朝来市の東洋一の鉱石選鉱場跡地を見に行く事に。(予想通り高速道はガラガラでした)


朝来市といえば竹田城跡生野銀山が有名ですが、最近はあまりにも観光地化されて面白くなくなったのでまだ見ぬ神子畑(みこばた)選鉱場跡地へ行くことに




中国道の社PAでコーヒータイム。カワサキのバルカンが先客で休憩されてました。

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播但道の朝来ICでおり国道429号線を西へ。 さっきまで晴天でしたが急に小雨交じりの状態。ここまで来て引き返す事もできず運を天に任せツーリング続行!


選鉱場の途中で神子畑鋳鉄橋の案内が。レンズに雨がかからないように注意してパシリ!

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生野ー神子畑の間は馬車道がひかれ鉱石の道と呼ばれていたそうです。道中5つの橋があり鋳鉄橋としては日本一古いとの事

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今は渡ることが出来ません。馬車で鉱石を運ぶだけならデザインは単純でもよさそうですが欄干は凝ってます。

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小雨の中 ようやく神子畑選鉱場跡に到着。突然目の前に巨大円盤群が現れるのでビックリ!たしかにUFOの基地あるいはギリシャ神殿の遺跡のようにも見えます。

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本当に何か神殿の廃墟のように見えます。斜面上にも同じような円形のものが見えます。こんな山奥の何にもない所に巨大な基礎群が残ってるのが異様です。

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近くによると電気関連の機器やポンプ、配管等の廃材が見て取れます。

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山の斜面にはコンクリートで出来た基礎でしょうか?段々上に残っています。左側にはインクラインも残っています。

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この殺風景な景色の中、ひときわ異彩を放ってるのが1円電車。3両現存していてあと2両は養父市と生野で観光誘致に一役買ってるようです。


明延鉱山からここまで鉱石を運んだ電車との事ですが、作業員や家族も運ぶため客車を連結させたそうです。

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客車に入りましたが超狭いです。

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次にこの神子畑選鉱場の当時の写真等を展示公開しているムーセ旧居に入ってみます。ここでこの神子畑選鉱場の当時の資料を展示しています

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当時フランスからのムーセという鉱山技師がいたとの事ですがここを邸宅にしていたかどうかは不明らしいです。土・日。祝のみ開館、平日に来なくて良かった!

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雨宿りがてら入ってみます

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最盛期の様子が写真で残っています。要は明延鉱山で採掘された鉱石を神子畑に運び、斜面の上の施設まで運び上げ(さっきのインクライン)粉砕しながら下へ、最後は円形の水槽シックナーで鉱石・水分・薬品に分離して精鉱を回収していたとの事

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先のUFOみたいな円形基礎は分離水槽シックナーの基礎だったんですね。

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選鉱の仕組み


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当時の写真

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選鉱の能力としては東洋一で24時間操業の賑わいで不夜城とも呼ばれていたとか。(写真はHPより)

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2017年には宮崎美子さんがここを訪れていたようです。2017年11月19日に神子畑選鉱場跡を含め鉱石の道が日本遺産に認定されたのでその取材かな?

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銅、錫、亜鉛精鉱が回収されそれぞれ香川、兵庫、秋田県に送られたようです。なんか乾電池の材料みたい?

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朝来市の観光ポスターです。まだ竹田城跡が一押しのようですが、そのうちここ神子畑選鉱場跡がセンターに来るかもしれません

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ムーセ旧居を出るといつの間にか晴天に。山間部の天候は本当に変化が激しい。


最後に1円電車と記念撮影

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大正8年に選鉱場として再操業、昭和62年に円高により採算が合わず明延鉱山閉山とともにここも閉鎖。上屋は取り壊されましたがコンクリートの基礎だけは残りました。


広い無料の駐車場やイベントが出来るスペース等の整備もされましたので今後はここも観光地として人気がでてくるかもしれません。・・・それにしても尼崎からはやっぱり遠いでした。。。






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