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ポツンと国宝 蟹満寺ツーリング [バイク]

7月15日の正寿院風鈴祭りの帰り、偶然蟹満寺の案内板を見かけ立ち寄ってみた。




ちょうど国道24号線を木津川沿いに南下してる時に偶然案内板を発見。一度通り過ぎたが、以前テレビで 今でしょの林修さんが紹介してたのを思い出しUターン


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国道24号線からは細道をウロウロしてようやく駐車場に到着

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全く周辺にひと気がありません。

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本当に変わった名前のお寺です。

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へんぴな場所にある蟹満寺ですがご本尊の釈迦如来はなんと国宝です

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国宝巡礼の催しが。京都市内のゴミゴミした場所ではなくポツン寺どうしのタイアップみたいです。

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本堂です。

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香炉には蟹のシンボルが。

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昔の神社仏閣の雨樋の処理に興味があり色々見てますが、本堂の雨水処理は水壺で受け溢れた雨水は砂利部で地面に浸透させてるようです

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水壺にも蟹が。

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本堂入口上部にも蟹の紋章が。 その他賽銭箱や瓦にも蟹の模様がありました。

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拝観料500円支払い本堂へ。入ってすぐにボタンを押すと自動で音声案内が始まりました。


蟹満寺の由来は、その昔娘さんが蟹を捕まえて食べようとしてる者から蟹を助ける為に家の魚と交換し蟹を逃がした。


いっぽうその父は畑で蛇が蛙を捕まえてるのを見て蛙を逃がす代わりに娘の婿として蛇を受け入れようと無茶な申し出で蛙を助けた。


後日蛇の化身が家に来たけど蟹が退治してその跡地に寺を建立したのが始まりとの事 (蛙は恩返し無し?)


本堂内は狭く国宝の釈迦如来坐像が手で触れるくらいです。指の間の水かきも間近で見れますが、写真が撮れないので先ほどのポスターを加工しました。


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蟹満寺の釈迦如来については謎だらけで色々と研究されてるそうです。そもそも国宝が京都や奈良の中心部から離れた蟹満寺にあるのは移設されたからでは?との説があり坐像の台座・下部の状態を調査。


結果もとからこの地にあったものだとの結論。余計に謎が深まってるとの事。昔は境内が奈良・京都中心部にある仏閣に負けない位広大だったとの説もあるようで。。。



空海のお遍路像もあります。

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毎年4月18日には蟹の料理店や旅館関係者が集い蟹供養放生会が執り行われるそうです。


交通の便は悪いですが、ゆっくり国宝を拝見できました。(正寿院と違って私1人っきりの貸切拝観でした)


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